diary

ファシズム間近の大頽廃時代に、バロックは花開く ?

クロード・オピル⑥3 匹の仔猫

(拙訳) オラ! この先は口をつぐみ、沈黙の中で讃美する時だ。愛らしい3 匹の仔猫たち。S.S.S. 主よ ! 【蛇足】S.は仔猫のしっぽかもしれない。「超訳」ではなく、ホントにこう書いてある。

で、「偽ディオニュシオス」って何よ?

なぜ「偽」かというと… 新約聖書に一行だけ登場するディオニュシオス(アレオパゴスの裁判官デオヌシオ)とは別の、5世紀のディオニュシオスが書いた本だったのが、長い間混同されていたので、区別をつけるために「偽」とつけた。日本語Wiki充実。 ディオニュ…

✋✊✌️名匠列伝

ジャン・ド・ラセペド(1550?-1623) 17 世紀のインクリングズ。古代神話をキリスト教で再解釈し「異教のミューズをクリスチャンのミューズに変えた」と、フランソワ・ド・サール (ほぼ同時代に活躍した、作家・記者の守護聖人)をして言わしめた。1550年頃にマ…

クロード・オピル⑤キリストの最後

(拙訳)門から伸びた、天の御手があなたの肉を形造り 間をおいてそれが、剥がされしも至高の習い。 閃く象牙の光沢を額はもたない、 閉じかかったまなざしには光も栄誉も見えない、 閔*1憐に値する悪寒すら感じられぬ顔色、闇の暴力で奪われてからだは砂色、…

クロード・オピル④

(拙訳) 雅歌 そのXXX 花婿のベッドは、カーネーションと百合で尋常でない美しさ !これって神さまの、甘美なパラダイス ? この真夜中の寝台で聖なる魂は寛ぎ、花嫁は眠り、腕は弧を描く。それを死の接吻で見守る花婿。花嫁の父が訪れ、言霊の口から彼にキスを…

🈁文献ノート🈁👈

ジャン=バティスト・シャシニェ ビブリオ https://www.idref.fr/026781638 http://www.unjourunpoeme.fr/auteurs/chassignet-jean-baptiste (「生の軽蔑と死の慰め」抜粋) http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b8623320t (散文「十二小預言者」) https://b…

クロード・オピル③驕れる暴君

【西諸弁ふう拙訳】 ーくんごっ・塔ん・上から・だっ・そ・に・みいげながよん (Like a tyrant, from the top of a tower,) いおん・どん・さ・るっ・しもち (Enjoy watching a lion around) ぁ・せぎっちょんな・ぬ・ひどん・だっしぁ・て震えっし・もーと…