ミゼレーレ

バロック詩の情報。

2021-01-01から1年間の記事一覧

ジャンバッティスタ・マリーノ⑰パリモード

(従業員2 名による訳) スコトゥス宛のビュルレスク(パリの習慣の皮肉と自虐) 神よ! このおろかでたわけた服装の全裸よりおめでたい姿をご覧になったらしばし御笑いが止らないでしょう。まず、上着の腹の部分の先端が出っ張りを潜って、お尻の境目になります…

ジャンバッティスタ・マリーノ⑯

(拙訳) マドリガル「ニンフ、苺食む」 愛らしい口で、その時わが手から「あ~ん」と食みし、猛烈に魅力的な存在よ。あなたは苺を与えられていた草の生えた土手に座っている間。おお、可愛いフローラ。近くに良い場所を見つけた。緑の日陰の膝に座っていた。…

ジャンバッティスタ・マリーノ⑮獄中の手紙

(拙訳) お気の毒な詩をひり出す気にもなれません。 娼婦たちは、精霊にでもならなければ、この洞窟の尖塔も、鉄の隙間も通れない。だから私は活動的なことより、思索的なことに喜びを感じ、この哲学的な思索の深さを通して私をメナルカ、メナンデル、メネラ…

ジャン=バティスト・シャシニェ⑪ + ゲバラ

(拙訳) 幼少期は不毛の花に過ぎない。 青春とは、虚栄心の塊のようなものだ。 壮年期は、退屈と徒労。 老いは、悲しみ、悔俊、痛み。 私たちのゲームは不愉快で、喜びは悲惨だ。 財宝の様に映る、苦悩と悩みを抱えている。 湖、牢獄、鎖の様な私たちの自由。…