diary

公式ゆるキャラ:ゆがみ金銀パールプレゼントくん

マルブフ⑦「愛」「海」「苦味」

thry.hatenablog.com 冒頭のインターリングア訳 le mar e le amor divide lor gusto amar,Pro le mar es acrid e le amor resentivaNos se suffocava e in le amor e in le marPro le mar e le amor non es sin tempestas. ロマンス語の「愛」「海」「苦味」…

マルブフ⑥L'Arc〜en〜Ciel

太陽の光線は、ふくらんだ雲の面に鋭く差し込み、雲は気まぐれに薔薇色を帯びて、まもなく私たちの前にイリス(虹)のアーチをその湾曲した光で、地平に描き出すだろう。 ああ、もう姿を見せた、天上の訪れは、空をまだらに染めつつ、いくつもの環を生み、太…

マルブフ⑤すべての鼻の模範

あなたが口を開き、太陽にその堂々たる鼻を曝せばバッカスすらその鼻を惜しむ、そっくりの鼻をセイレーンに与えた過ちで──鼻と、あなたがしかと立ち止まり唇を内側に引き締めれば、あなたの鼻、すべての鼻の模範は太陽の影を歯に落とす、そして時を刻む。 (V…

マルブフ④海と愛は分ち合う

(拙訳) フィリスへ 海と愛は、その苦さを以て分ち合う 海水は舌を焼き、愛は胸をえぐる 人は海と愛に足を取られ沈む なぜなら、嵐から解放されることはないから。 海が怖ければ、決して浜辺から出ないように 愛から受ける痛みが怖ければ、 その猛火を拒みな…

名匠列伝

ジャン・ド・ラセペド(1550?-1623) 17 世紀のインクリングズ。古代神話をキリスト教で再解釈し「異教のミューズをクリスチャンのミューズに変えた」と、フランソワ・ド・サール (ほぼ同時代に活躍した、作家・記者の守護聖人)をして言わしめた。1550年頃にマ…

マルブフ③解剖学の恋文

(拙訳) 眼の解剖学 眼は国境に囲まれた要砦の中にあるそこは 2 本の太い道に挟まれ、狭く閉じた渓谷まぶたは跳ね橋、まつ毛は手すり、眉は城壁。それは 3 つの体液と、水分と硝子体の合間で泳動する水晶体この繊細な組織の性質は、曖昧模糊としているが入っ…

マルブフ②フィリスvs世界の不思議

(拙訳) バビロンはその煉瓦の城壁を誇り、ロードスは誇り高い巨像を轟かせ、エジプトは天の最上の高みに至った工房の見事な石塊で。エフェソ人は神殿と遺跡を愛し、セミラミスには目を見張る庭園があり、マウソロス霊廟は偉大なる不思議、だがオリンピアのユ…

ピエール・ド・マルブフ①酒とタバコ

(拙訳) みよ、気高い鼻筋に薔薇色の鼻面。 ワインの宙を裂く爪痕、 悪友は、少くとも日にバケット1 杯は嗜んだ、 だがはらわたから潮汐が溢れる事はなかった。 毎週タバコの塊を干し、 優にパイプ 80 本分の刻タバコに化けた。 やがてエッセンスは脳髄に充ち…

文献ノート

ジャン=バティスト・シャシニェ ビブリオ https://www.idref.fr/026781638 原典に当たるならLe Mespris de la vie et consolation contre la mort(1594)。Slatkine (Genève) から影印復刻あり。 http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b8623320t (散文「十…