ミゼレーレ

バロック詩の情報。

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ジャンバッティスタ・マリーノ (蜂と蝿の奇想詩)

バッティスタ・カステッロの蠅 ミャグロ神よ、羽のある陰気な者たちの逃亡と恐怖、虐殺と大災害にして、かつて壮麗な神殿を建立したミャグロよ、現在の罪深き時代がお前を知らぬとしても、 (中略) 飛び去ってしまわないならば、私はあちこちの食卓のリキュー…

ジローラモ・フォンタネッラ

画餅の愛 【知人による和訳】 私は、愛の学校に行ったことも無いのに 愛する事について書いたり論じたりする ; 愛の雷の轟きも知らないのに、愛の達人の様に、 愛の稲妻の美しい二筋の光を描く。 理屈で愛を語れるが、美が魂を動かすからくりを 経験した事も…

ギー・ドゥ・トゥール

汝、優婉にしてふくよかに太れり ぽつてりと美しくまろやかなるに 加へて白く穢れなく優しく雅なり されどいまより丸きを望むならば 我に手だてのなきにあらず、腹よ 天の蒼穹に負けず汝を丸々にせん (高遠弘美訳) でぶ大全作者:ロミ作品社Amazon Mr.Babe (P…

ロベルト・メニーニ

嘘、この世の女王 Only falsehoods I perceive at every turn Whether I look with my mind or my eyes. If I look at a palace of a god-like king, thousands of falce portraits I see ; If I linger in museums, I admire the hyperbolic painted canvas…

(うそ) ミルク🧸ココアのキャッチコピー

ランス旧イエズス会大学の二重螺旋*1の、ミルクとココアの出会い。 (アンジー・エステス) おお汝、少彦名神の水ようかん! (サン=タマン) モンブランとコートジボワールのxx (クロード・ル・プチ) 戀の金子証文*2も、栗毛色に染まりやがるぜ (ラ・プリンセス…

ジャン=バティスト・シャシニェ (ゆく川の流れはもとの水にあらず)

WATER NEVER THE SAME Beside a flowing river sit and gaze, And see how it perpetually runs In wave on wave, in many thousand turns, As through the fields it takes its fluid ways. Thou'lt never see again the wave which first Flow'd by thee; …

ジャコモ・ルブラーノ

【拙訳】 どんな魔法のかかった水晶体で 目玉を大袈裟にするかわいい装置で 1 粒の砂をペルーの黄金の山に変え ちっちゃな粒子を巨大に見せるんだろう ? もっと近寄せると、ますます楽しくなるよ; 2,3 粒の水滴は、恐るべき海の氾濫 1本の糸屑は雷の一撃; き…

サン=タマン③ 鳥と魚

既にナイチンゲールは灌木の上で鳴いていたが 魚たちがナイル川に飛び込む音も聞こえてきた。 (白鳥、あの羽でできた帆を持つ美しい航行者は) 同時に泳ぎかつ飛ぶ。 そこでは、鳥が飛ぶのを見るために、 私は視線を下げねばならなかった。 (一本釣り) 泳いで…

サン=タマン② チーズ

【英訳】 O of Bacchus thou sweet lure ! Cheese, thou art a treasure sure ! So may but of thee to think Spur me evermore to drink ! FILL LACKEYS! 【知人による和訳】 おお、チーズ、汝はバッカスの甘い誘惑! まさしく 、我が最愛の宝! そなたのこ…