diary

バロック詩の情報。

ジャコモ・ルブラーノ

【拙訳】

どんな魔法のかかった水晶体で
目玉を大袈裟にするかわいい装置で
1 粒の砂をペルーの黄金の山に変え
ちっちゃな粒子を巨大に見せるんだろう ?

もっと近寄せると、ますます楽しくなるよ;
2,3 粒の水滴は、恐るべき海の氾濫
1本の糸屑は雷の一撃;
きみが教えてくれるわずかなことは、恐ろしく重大だ。

【拙訳】

ぼくらは危機と紙一重
地下を走る川の上を歩く
下水溝の格子越しに
流れがほとばしる音が聴こえる

【蛇足】テクノロジー(レンズ) がもたらす喜びと後戻りできない不安… 現代人にも通じる感覚だ (うけうり)。