ミゼレーレ

バロック詩の情報。

ジャン=バティスト・シャシニェ⑫赤ら顔の虫

(拙訳)

己の在り様を見つめよ。
あなたが求めるこの角笛は
青白い墓の下で朽ち果てなければならない、
リンゴの欠片の懲らしめを受けるのだ。
ブーケよ、人間ほど不幸なものはない、
赤ら顔の虫ほど見るのも恐ろしいものはない、
腸から滋養のある肉を貪る、
骨までむさぼり食う。
彼はどれほど愛されてきたことだろう。
友人や隣人から尊敬されてきたことだろう、
このような惨めな男を見つけられなければ
その悪臭を放つ角である
自分自身に恐怖を感じない者はいない。(CCCXIII)

緑の中の良心の虫は、あなたを滅ぼす。
昼も夜もあなたを追う死の一撃、
あなたの素朴な美しさは、あなたを腐らせる。
( Via https://journals.openedition.org/edl/904 )