diary

バロック詩の情報。

ピエール・ド・マルブフ④フィリスvs世界の不思議

(拙訳)

バビロンはその煉瓦の城壁を誇り、
ロードスは誇り高い巨像を轟かせ、
エジプトは天の最上の高みに至った
工房の見事な石塊で。

エフェソ人は神殿と遺跡を愛し、
セミラミスには目を見張る庭園があり、
マウソロス霊廟は偉大なる不思議、
だがオリンピアのユピテル像には及ばない。
古代人は不思議な詩情の中に生きていた
この地球の最初の奇跡たち
しかし、私の主題は 2 番目にある。

おおわがフィリス、そなたの瞳を描けば
七不思議に焦がれる人々へは、お楽しみの最高潮、
このペン先には、天の奇跡が現れよう。


【蛇足】17 世紀のロサリオ聖母礼拝堂@サント・ドミンゴ教会(バロック建築)と20 世紀のバレエ・リュスは「新しい第八の奇跡」と讃えられた。